ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD は 今でも気軽に楽しめる超望遠レンズ
望遠ズームレンズ、
オリンパス ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD について紹介します。
このレンズは換算100mm-400mmをカバーする高性能望遠ズームレンズです。
フォーサーズ規格のレンズです。
オリンパス純正のマウントアダプタを使えば、
マイクロフォーサーズ規格(m3/4)のカメラにも取り付けることも可能です。
ただし、このレンズを実用的に使うことができるカメラは
Olympus E-M1とOlympus E-M1 mark2だけです。
いわゆる 竹レンズと呼ばれていたレンズで、その描写は現在でも絶賛され続けています。
このレンズの魅力は、圧倒的な描画性能です。解像度、色乗り申し分ありません。
このレンズを使うときだけ、 E-M1が別のカメラに変わったようでした。
凄まじいレンズです。
初めて使った時、それまで使っていたレンズと次元が違う描写で驚きました。
個人的な感想ですが、Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM や
Canon EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM を7D mark2につけたときより、描写は良好です。
150-200mmの描写は若干甘くなりますが、
Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM の300-400mmと同様です。
機能的にも優れています。AFは高速、さらに防塵防滴です。
手ぶれ補正はありませんが、カメラ側E-M1に強力な手ぶれ補正があります。
品質の高いつくりの鏡筒で扱う上で全く不満がありません。
特筆すべき点は最高性能クラスの望遠レンズとしては極めて軽量であることです。
400mmの高性能望遠レンズで1kgを切っているレンズは他にありません。
このことは他に代えられない美点です。
使ったことがある方はわかりますが、1.5kgを超えるレンズを手持ちで一日中使うのはちょっと苦痛です。撮影の楽しみを奪うほど消耗してしまいます。
以上のように、このレンズは、現在のレンズの中でも、実写において良い結果を得ることが出来るレンズです。
後継レンズの M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO と比較します。
新型に比べ逆光で若干のコントラスト低下があります。
ただし、望遠レンズとしては200mmまでをカバーでき、新型40-150mmよりも魅力的です。
このレンズは、今でも気軽に楽しめる超望遠レンズです。
既に生産中止になっている古いレンズですので、格安で入手可能です。
使うことができるカメラもE-M1だけですので、あまり人気がありません。狙い目です。